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熊本県山都町棚田復興プロジェクト 第一回 棚田再生ボランティア March 10, 2017

■2017年3月11~12日
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準備を行ってきた標記の活動を行いました。私は、所用のため12日の日帰り参加となり、研究室から初日2名、二日目1名の参加しました。

 初日の活動は、棚田の復旧、夜は、公民館で懇親会を行い宿泊。二日目は、地域の定例作業である水路の土砂さらえをお手伝いする活動となりました。
あちこちに残る昨年の6月豪雨後の土砂崩れ。2月には15箇所の被災箇所を巡りましたが、いくつか農災による復旧が進められていましたが、多くは自家復旧で行われていくようです。熊本地震復興基金による「農家の自力復旧支援」(事業費40万以下を対象、半額補助)のニーズ調査も進められていますが、「手続きが大変・・・」という声も聞こえてきました。

 通潤橋を渡ってくる水の導水は、わずかな傾斜で田んぼを巡っています。したがって、少しでも泥がたまると流れが滞りがちのようです。災害の影響もあり、例年にも増して、土砂が堆積している箇所があるようでした。ボランティアとこの作業を行うのは初めてのこと。全体で約20名の参加者を、各地区に数名ずつ別れ、作業を進めました。私が参加したのは小原地区、最も通潤橋に近いエリアで、水路の開始は円形分水。水路の土砂とり作業は、場所により堆積率は様々ですが、多いところは、なかなかどうして、重労働でした。参加される地元の方々の中には、70代、80代、90代の方もおられ、若手で50代。毎年、必ずしなければならない区役であり、継承されてきた作業でもあります。
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 さて、今回は、農地復旧の災害ボランティアとして実施しました。急遽、地元の行事とあわせこの水路作業と変更されましたが、状況を考え合わせると災害ボラの意味合いが十分あったと考えられます。振り返りの中で、地元からは「大変、助かった」というお礼の声をたくさんいただきました。農家だけでは守れない風景。この風景を街の人と守る作業を、地元の方々も感じ、考えていただく機会となりました。災害ボラから、このような共同の風景保全、農地・農業保全への流れを想定すると、催しの企画は、災害ボラ、援農ボラの線引きを明快にして、参加者の方々に告知することが大切です。

 農地復旧作業は4月中旬までで、それ以降は、一般農作業との話でした。今年の秋から、農地復旧作業の再開が想定されますが、区長さん方の見込みでは、それまでに自家復旧は終わっているのでは? とのこと。私たちとしては、補助事業を用いず、さらに自家復旧もままならない世帯が有る可能性があること。それを、「お願いしたいと」申し出をされる農家さんは少ないと見込まれ、ボラによる復旧事例をつくり、ニーズ調査を1~2年にわたり行う必要があるのではとお話しました。今後も、引き続き、活動を継続しますので、皆様、よろしくお願いいたします。

熊本県山都町白糸台地の農地復旧ボラ準備(170202)

CIMG3838.jpg昨年の4月の熊本地震、その際にひびの入った農地に同6月に豪雨があり、多くの土砂崩れなどの被害がありました。ここ、通潤橋で有名な熊本県山都町の白糸台地も、多くの被害を受けた地域です。農業の復興なくして生活の復興なしと、声を上げる熊本大学名誉教授の徳野先生の声かけで、ふるさと発復興会議 in 九州の活動が行われています。先の九州北部豪雨での農地復旧ボラのノウハウの実装を課題として私は、JST-RISTEXの熊本地震支援、実装開発の支援をいただき、共同活動を実施しています。
 今回は、この山都町に棚田復興プロジェクトを立ち上げようと動かれている地元の方々と共同し、その下準備を行いました。第1回は2017年3月11、12日(一泊二日)を予定しています。20名のボラを予定していますが、お時間のある方はぜひご参加ください。

熊本県御船町 八勢目艦橋付近の井出復旧ボランティア (20161203)

 PB104354.jpg本日は、ふるさと発復興会議の活動として、熊本県御船町の東上野地区水利組合と協力し、八勢川にかかる八勢目艦橋付近の井出に堆積した、石、砂利の撤去を、農地等復旧ボランティア活動として実施しました。参加いただいたボランティアは福岡のサンサン山倶楽部の総勢約40名の皆様方です。
 御船町町長を含めた役場の方々と徳野先生を代表とする復興会議は、コミュニティ再生、農の再生を話し合う「地区座談会」を10~11月に各地区を巡り10回実施し、西原村百姓応援団の河井氏のコーディネートのもと、本日の活動の実現に至りました。
 実施支援は、NPO法人山村塾より道具一式をおかりし、九大はJST-RISTEXの支援を繋ぎ、計画の詳細をつめました。下見段階では、40立米近くの石類が確認され、小型重機の利用が検討されましたが、井出を傷めるリスクがぬぐいきれず、手作業と判断されました。今後、複数回の活動が予定され、井出の復旧から、新たな活動が展開されることが期待されます。
 私は大学業務のため、午前中で現場を離れざるおえず、楽しく・安全な活動がなされ、無事に終了されたことを願うばかりです。
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大橋ロータリー花壇(20151112)

PB120752.jpg南区の地域活動(貢献?)の一環でもありますが、「地域に花を育てよう会」と協働で、西鉄大橋駅のバス停側のロータリーの一部で「ハート花壇」を九州大学と協働で花壇づくりを行っています。共同といっても、少し、ボランティアの皆様のお手伝いをさせていただいています。
昨年度までは、2年生の環境保全論の授業の一環で行っていましたが、授業のスケジュールがクォーター制(15週1コマを7週2コマに)の変更に伴い、なかなか、時間が取れなくなってしまいました。
一方、最近、研究室には留学生が増えており(日本、中国、台湾、バングラデシュ)、ゼミ生のコミュニケーション、体験、スキルアップなどの点から、フィールドワークが大切であり、効果的と考えています。特に、里山保全をキーワードにする本研究室において、市民団体との共同の経験を持つこと、特に、これまで研究室が長年お付き合いさせていただいている団体や、現場に触れることは重要です。
前置きが長くなりましたが、今年は、ゼミ活動の一環として参加することにしました。

形はハート。例年の様に進めていたら、某O君が会のYさんと、「歩行者から見えるように地面を傾けよう!」ということで、大規模な造成作業となりました。中央には、びっしりチューリップの球根を受けて完成です。来年の5月には、美しいハート型のビクトリアンガーデンが出現するようでしょう。お疲れ様でした。
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福岡県生物多様性戦略

福岡県生物多様性戦略が策定され、Webでダウンロードできます。
標題は「生きものを支え 生きものに支えられる幸せを 共感できる社会を目指して」です。
福岡県らしさ、今後の空間計画を念頭に、GISデータの利用、行動計画の策定、数値目標などが特徴だと思われます。今後、市町村をはじめとした関与者の連携による計画の推進、チェックが必要とされます。みなさま、よろしくお願いいたします。

東日本大震災復興支援学生ワークショップ成果報告会 20120501/2

日本造園学会では昨年の9月4日~7日にかけて、ランドスケープを学ぶ全国の学生が集い、宮城県南三陸町の復興の将来像を考えるワークショップを行いました。九大芸工、大阪府大、神戸芸工、宮城大のTeam4は志津川地区を担当し、この度、5月2日に登米市南方仮設住宅第一集会所で報告を行いました。その他、歌津地区、戸倉地区でも他Teamと共に実施しています。下記に、簡単に写真で紹介します。
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現地の宿泊は入谷地区の「さんさん館」という小学校の閉校舎を利用した宿泊施設に滞在しました。このような校舎の再生事例としては有名な場所で、古い小学校の面影を残しており、小学生の小さな机と、畳敷きの気持ちの良い部屋で過ごすことができました。

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私共の報告会場は、南三陸応急仮設住宅みなみかた第一集会所

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資料を配布し、スライドを用い、約20数名の地元の方々にご報告し、後は学生との懇談の場を設けました。学生の話によれば、地元の方々の次のようなお言葉が印象に残ったとの事でした。

・「『「まさか」と「もしも」の違いは大きい。今回の津波で「まさかここまで津波は来ないだろう」と思った人は逃げ遅れ、「もしもここまで波が来たら」と行動した人は助かった。』」とのこと。多くの方が、被災された時の模様のお話をされました。
・「これ具体化したら最高だね。(中略)今日の良い部分は、山のくらいありますんで、それを失くしたくない。できれば皆に聞いてもらいたい。当事者たちは客観的に見られないんですよ。今、今という切羽詰った状態で余裕がないから。」地元の方々からはこのような意見に加え、一方で、「学生の提案は、まったく意味をなさないんだよ。地元に残るかどうかも分からないし、漁師の生活をもっと知ってもらわなければ」というご指摘もありました。
・防災庁舎を残し公園化し、記憶を継承する施設の提案に対しては「残したいという方と残したくないという方が半々だと思います。でも、あそこに残さないでね、さら地にしたら場所がどこがどこだか本当に分からなくなると思うんですよ。」と両極のご意見をいただきました。記憶を風化させない提案が求められていました。
・干潟再生の提案については「想像もつかないよね。干潟があんなに広がる風景。そしたらね、天国だね。もとの形みたいにね。」という感想を頂きました。一方で、「いつも魚介類が採れるとは限らない。うみの生活だけでなく、陸のもの、山のものを活用したバランスのとれた生活、まちづくり」の必要性についてコメントをいただきました。

これからの志津川について、今、親は避難所生活であり、高校生は外に出ていかなければならない。「志津川が良くなった」と帰ってこられる場所。夢のある町に向けたビジョンが必要とされている。

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戸倉神社には幟がはためいていました。京都福知山・大原神社の氏子さん方が支援されたようです。被災の中で、今後、お宮の年中行事が継続できるかも分からない現状だそうです。

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目に見える復興は、半年前と比べてもあまり進んでいません。しかしながら、海には船と筏がならび、ワカメの養殖も始められていました。
 今後、造園学会学生ワークショップはPhase4として、各大学が支援プラットフォームを形成し、情報を交換しながら活動を進める予定にしております。九州大学芸術工学部環境設計学科の教育・研究は、これらの支援の可能性について、潜在力があると思います。今後、学生の積極的な関わりを求めていく予定です。(朝廣)


造園学会東北学生ワークショップ Phase1 201109

R0011927.jpg日本造園学会、実行委員会の主催で、現在、南三陸で学生ワークショップを実施しています。テーマは「浜で生きる」。高台への移転が検討される中で、海、浜、山の生活圏の中で、浜との生活に関する環境資産を対象とし、繋がりのあるランドスケープを提案することを目的としています。九州大学は、私とM1の学生三名で参加しています。

初日
仙台から、戸倉、志津川、歌津に入りました。私の班は、府大と神戸芸工の学生さんを含め、明日から志津川を対象に実施します。まずは、防災庁舎に黙とうを捧げました。

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二日目
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南三陸の環境資産をみつけ、今後の復興における継承と活用を提案するため、6つの班に分かれて調査を開始。私がチューターを務めたグループ4は、九州大学、大阪府立大学、神戸芸術工科大学の混合チームで、志津川を対象としました。地元出身で、宮城大学の特別雇用の方をインフォーマントとしてヒアリングを行いながら、1日かけて、志津川の被災状況を見聞し、環境資産の発見に努めました。

・海岸の建物は失われ、廃棄物は公園に積まれています。
・堤防も大きく損壊しています。
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・チリ地震時の波の高さを示したサインが、残っていました。
・海島神社の鳥居と歩道は損壊し、津波による海浜の土壌は失われ、20m付近に樹木の根が露出しています。
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・社会福祉協議会が各国のボランティアを受け入れる拠点を設置していました。朝、受付を行い、現地に派遣を実施しているようです。
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・新井田川中流の被災地です。チリ地震時に移転した来られた方々の町営住宅などがありましたが、「ここまでは津波が来ないだろう」という認識のため、このような海から離れた里地で多くの犠牲者がでたそうです。
・ボランティアの方々が瓦礫の仕分け作業をされていました。
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・新井田川沿いにはいくつかの神社がありますが、標高20m以上で被災は免れていました。
・被災した自動車類は、多く残されています。

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・かつての志津川役場付近は、地盤沈下のため川の水位と標高があまり変わりません。
・JRの気仙沼線も被害を受けていました。
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この他にも、様々な状況を見聞できましたが、夕方、寄宿を行い、グループごとに調査概況の取りまとめを行いました。

3日目
昨日の概況調査を受け、各班、担当を決めて詳細調査を実施しました。グループ4は、市街地の地盤沈下地域周辺のGPSを用いた簡易な測量、鉄軌道の状況や標高20m以下の枯れたスギ林の分布等を把握しました。なお、GPSは3m程度の誤差が出るため、随時、河川や海水面の標高も測りながら、誤差補正を行いました。
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夕方は、各班、調査結果を簡易に取りまとめ、発表・議論を実施しました。今後はPhase2に移り、11月の造園学会全国大会に向け、提案の取りまとめを実施してきます。

第14回国際里山・田園保全ワーキングホリデーin福岡 201109

201109WorkingHoliday.jpg今年も、山村塾主催、JCVN等共催、研究室等の協力で国際ワークが2011年9月16日より開催されます。国内外のワークキャンプのメンバーと里地・里山での実践的な環境保全のボランティア活動が経験できます。年齢は18歳以上、性別は問いません。若者中心のワークキャンプと高齢の方までご参加いただけるConservation Holidayを組み合わせ、幅広い年齢層の方がご参加いただけるのが、本プログラムの特徴です。ぜひ、ご検討ください。

チラシPDFのダウンロードはこちら
山村塾のサイトはこちら

糸島空き家プロジェクト

糸島空き家プロジェクト知人よりイベントの案内をいただいたのでUPします。人間環境学府で、九大移転に伴って、空き家を改装して学生に貸し出すプロジェクトがあります。地元の間伐材を利用して改装するために、学生が間伐・製材を体験するイベントが下記の日程で開催されるそうです。1日単位での参加も可能とのことですので、関心のある学生さんはお申し込みください。

詳細はこちら

RQ市民災害救援センター

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さて、今回の震災から1ヶ月以上が経過しました。福岡の私たちに何ができるのか。日々の業務に翻弄されながら、時に亡くなられた方に黙とうを奉げる時間を持ち、また、義捐金を送ることぐらいしかできていないところです。
研究室として、徐々に緑地の保全やボランティアに関し、被災地のカウンターパートの支援という形ででも、協力できることがないか模索していきたいと考えています。
そのような中、糸井重里さんのツィッターメッセージから、RQ市民災害救援センターのサイト情報が送られてきました。「NPO 法人日本エコツーリズムセンター」の取り組みで、農山漁村に拠点をおいた野外活動や自然体験、自然学校で活躍されるメンバーが立ち上げているネットワークです。注目すべきは、「人と人をつなぐ」。人と自然を繋いできた人々が、人と人の繋がりに活躍されています。受け入れ先情報では、九州だけが真っ白です。これで良いのでしょうか。少しずつ、できることから始めたいと思います。もちろん、九州で、今、目の前の農山村の復興を考えることも、私たちの役割だと思われます。