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THEi ランドスケープ共同スタジオ 20160728

P7283466.jpg九州大学芸術工学研究院環境設計学科、関連大学院は、最近、国際スタジオ(海外の大学との共同演習)に取り組んでいます。昨年度は、バングラデシュ工科大学と実施しました。
 今年は、NUS(シンガポール国立大学)と8月以降に予定していますが、その前の、プレ演習として、THEi(ジ、アイ) (Technological and Higher Education Institute of Hong Kong、Faculty of Design and Environment, Department of Environment, Bachelor of Arts in Landscape Architecture)、香港高等教育科技学院, 教員1名(デザイン・環境部門)と8名の学生さん(環境学系、ランドスケープアーキテクチャーコース、学部2年生)がたに来学いただき、1日の共同スタジオを実施しました。芸工側は、大学院(DS専攻とEHDコース)の1年生7名です。
 課題は、今年から建設がはじまる、大橋キャンパス校門付近のデザインコモン(カフェ、フリースペース、健康科学センターなど)の外構デザインです。
 朝、集合し、相互の学科、自己紹介、グループ分けを行い、対象地の観察。午後は、T先生の建築設計の講義を受け、チームごとに約2時間半程度、議論しながら構想・スケッチをまとめていきました。言語は、英語・・・。さてさて、どうなるかと思っていましたが、さすが、学生さんたちは、筆談やスケッチを交えながら、香港の学生達と英語でディスカッションを進めていました。
 短い時間でしたが、バタバタと図面を仕上げ、発表会。それぞれの提案は、大変、興味深いものでした。
 今回、得られたこと。海外の大学とのランドスケープの即日設計は、大変、双方に有意義でした。それは多分、高い時間密度。英語だけでない、図面を通じた多様な交流。香港と日本という、異文化、異学科の交流でしょう。反省点は、うちの学生、英語での発表は、全て香港の学生にさせていました…。今後、THEiとの交流を深め、次回は香港で実施できればと思います。(朝廣)
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卒業設計(160212)

P2121486.jpg平成27年度(2015年)の環境設計学科の卒業設計発表会が2月12日に実施されました。本年度38作品が多次元ホールに並べられ、午前中はポスター発表形式で行われ、午前中の順位12作品について、午後より講評会が行われました。昨年度より、学科教育の国際化の一環で、海外の大学の先生方をお招きし実施しています。今年は、台湾より台北科技大学、銘伝大学、バングラデシュのプレミア大学、そして、フランスのラビレット建築大学より先生方に参加いただきました。
 緑地保全学研究室からは3名が参加し、それぞれ下記のテーマで発表されました。Kさんは、学科4位に選ばれています。おめでとうございます。

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Kさん。「みかんヶ丘」は、農としてのミカン園を、地域の食育、安心、継承の場として住宅地の中心地に整備する、住としての新たなミカン園提案です。過去の農としての厳しさ、現在の人口減少の先に、再度、みかん園を地域の中核に位置づけ価値を向上させる提案は、特にみかんの生産地である地域には実現が期待されます。みかんの丘の景としての美しさの造形に、施設を埋め込むことで、模型でみられるような迫力のある提案となったように思われます。惜しいのは、建築意匠、住宅地周辺への展開を含めること。さらに、より、課題と提案のコントラストが明瞭に伝えられればインパクトが強くなったかもしれません。
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I君。「まちのたまり場」は、西鉄春日駅の高架事業にあわせ、駅周辺に市民の遊び場や休憩所、特に、子供達の託児所などをあわせて行い、春日市が抱える地域課題の改善に資する拠点施設の提案です。駅前広場の提案を中心に、周辺の錦町公園、商店街、イオンもふくめた動線を意識した一体的な街路、緑地、施設の提案が上手に行われています。駅前に作られた広場と森、動線は、中心地であるからこそ、今後のコンパクトィティを考えるにあたり、住宅都市に必要となる考え方です。提案は、完成度を十分に高めるにいたらかなかったのが、もう一歩でした。
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O君。八女市黒木町笠原の地域交流施設「えがおの森」の運動場東側にグリーンウッドワークの工房、セミナー、展示場などを設置する提案です。施設は山と川を意識して南北に配置を取り、それぞれに開けた景観を見ながら造形・交流活動ができる施設として設計されています。模型と図面の前には、グリーウンドワークの削り馬(Shaving horse)(久津輪雅氏のデザイン)の実物を制作・展示し、よりリアルに感じてもらえるよう工夫されました。先生方からは、これも設計していればよかった・・・という声が多く、図面の文字化けなど、よりきめ細かな計画・設計作業が必要でした。ただ、本施設の提案は、八女市にとり価値のあるものだと思われます。
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また、本日は海外の先生方から、特別賞として作品の選定、講評、そして、商品の贈呈をいただきました。コメントには、1つを選ぶ評価の難しさ、図面の完成度の不足など、今後の糧になる示唆をいただくことができました。発表会後のお疲れ様会では、La villetteのマルク先生とお話しする機会がありました。ランドスケープ&建築学の学生達の演習では、最終講評会に第1回からのフィールドサーベイを含めたスケッチや図面も展示するとのことでした。教室に埋められた図面群は壮観だそうです。作品だけでなく設計プロセス、コンテクストサーベイを重視する教育思想は、芸術工学部環境設計学科が重視してきた点と共通するものがあります。改めて、学術交流の意義を感じた点でした。
学科の上位作品については触れませんが、全体として、毎年のことですが設計図面の完成度に課題があります。中には、プリントが間に合わないという声もありましたが、そもそも制作プロセスの根本の課題ではないでしょうか。制作を早い段階から行うだけでなく、最終図面の表現にドローイングなどを加えておけば、より豊かな表現。より前段階からの制作が必要となります。最後にバタバタコンピューターで制作し、プリントして終わりというプロセスは、4年間の教育を活かしたとは言えないことを、今後の学生は肝に銘じていただきたいものです。(朝廣)

きのこ村再整備WS (20160207 福岡県八女市黒木町笠原)

P2071424.jpg「きのこ村」とは、八女市黒木町笠原、八女茶発祥の地のそばにあるキャンプ施設でした。平成24年7月豪雨で流失して3年半、平成31年の再開に向けてワークショップが行われました。地域の振興に資する施設は、どうあるべきなのか。時代の変化の中で、活かされる施設計画が問われています。
 今回、朝廣は、アドバイザーとして参画しています。WSは、次のような視点を重視して進められました。

1.”きのこ村の20年後は?”
2.地域内外の関与者は誰? 担う役割は?

1.は、施設の将来像、いや、地域の将来像のセットを重視したものです。これまでは、安易に施設を整備し、企画倒れになる事例が多々ありました。成長の時代は、それでよかったかもしれません。これからの時代、質のよい景観、生活、ものづくり、このような視点が重視されなければ、20年後、この村が存続しているかどうかも分かりません。平成31年の竣工を前にして、Task達成型で、必要条件を検討することをお願いしました。
2.は、チームとタスクの明確化です。将来像は、すぐには実施できないかもしれません。短期、中期、長期にTaskを分類し、それぞれに必要な人材、施設、装備、ノウハウを集め、事業化する必要があります。

WSでは、様々な、素晴らしいアイデアが出てきました。私が”特にいいね”と思ったのは、「石を用いたガーデン」という視点です。ここは八女茶の発祥の地、周囲はスギ・ヒノキ人工林がひろがり、販売物も、お茶の他、米、シイタケなどです。「木を用いた」というのが、基本的なキーワードです。「石」というアイデアは、水害で山積みになった素材、永久的に腐らない素材、棚田で多く用いられている素材などなど、「石のランドスケープ」を考えるのは、素晴らしいアイデアだと思われます。他地域で言えば、岐阜県の郡上八幡。ここにも、石を用いた美しい小路があります。今日、出たアイデアを計画に編みこみ、形作る作業が求められています。

ランドスケーププロジェクト 環境3年 20150417

P4176158.jpg本日から、環境設計学科3年生のランドスケーププロジェクトを開始しました。テーマは都市ー自然ー歴史的環境のデザインで、今年の対象地は福岡市のセントラルパーク構想の場所である、舞鶴公園、大濠公園、特に、舞鶴中学校跡地を中心としたエリアとしました。
 大濠公園の隣には、実は黒田長政が築城した福岡城跡があります。しかし、実はあまり知られておらず、行き来は少ない状況です。1つの理由は、間にかつて大濠公園が海だったころの堤があり、行き来できるアプローチが数箇所しかありません。また、舞鶴公園は戦後、学校や裁判所、病院、平和台球場、住宅、などなど、復興の中心地として利用されてきたため、一体的な公園のイメージが高くありません。また、城跡のサクラ、ウメ、ボタン、シャクヤクなどは有名ですが、「城跡を見に行く」という視点での整備は、まだまだこれからです。また、古代~中世の鴻臚館の遺跡もあり、今後、一体的なセントラルパークとしての構想が進められます。
 今日は、福岡市の公園、文化財の説明を受け、天気に恵まれた公園を見て周り、お気に入りの場所を探してもらいました。今後、地形、植生を読み解き、様々なスケールで、福岡市に「新しい歴史をつくる」をテーマにコンセプトメイキングを進めていきます。
(今日は、たくさんの子供達であふれていました。学生達にとり、池の横はお気に入りの場所のようです。夕方は夕日が見れます。)
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(城内の堤には、タブやツバキなど、様々な樹木が残っています。また、ガーデニング活動も盛んで、ボーダーガーデンは見ごたえがあります。)
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(対象地の中学校跡、構想では芝生広場ですが、学生の斬新なアイデアを期待します。天守台は新たに整備されており、福岡市内を360度眺めることができます。遠くに望むマンションの景観を含め、今後のあり方の検討が望まれます。)
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私が見つけたお気に入りの場所は、城内の藤棚横、石垣上の高木と草地のエリアでした。木漏れ日に風が吹きぬけ、本当に気持ち良さそうな空間でした。ここは、ぜひ、断面図をきって、検討してもらいたい箇所です。
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環境・遺産デザインコースのサイトリニュアル (20150320)

2015年3月11日に九州大学芸術工学府芸術工学専攻環境・遺産デザインコースのサイトがリニュアルしました。
http://www.eh.design.kyushu-u.ac.jp/
Kyushu University Graduate School of Design, Environment and Heritage Design Course web site was brandnew released in March 11, 2015.
http://www.eh.design.kyushu-u.ac.jp/en/

環境野外実習Ⅰ (20140924_26)

P9264369.jpg9/24-26は環境設計学科2年生の環境野外実習Ⅰを八女市黒木町笠原の「えがおの森」に滞在し、山村塾のK氏を非常勤講師に迎え実施しました。内容は、環境保全のグループ活動を念頭に、JCVNの人材育成コンテンツを用い、LeadershipやTool Talkを行い、2日間、群状間伐地の植生調査、林道の整備、薪出し、竹林整備、棚田のよけ作業をグループに分かれOJTとして実施しました。最終日は、プログラミングのコツとリスクアセスメントの実習を行い、全員で感想をシェアし終了。今回、ベトナム、インドネシア、スペイン、台湾のワークキャンプメンバーと合同し、賄いも当番で行いました。学生さん方は、農林地の管理、ボランティアの技術だけでなく、このような異体験の大切さ、規則正しい生活、そして英語でのコミュニケーションの必要性を学んだようでした。
 本科目は、今年度から新設しました。環境デザインは、これまでのような環境に関する知識や計画設計技術だけでは不十分であり、地域や海外、ボランティアなどとのコミュニティーと一緒に考えること、そして、新たな環境づくりにイニシアチブをとるリーダーシップが必要です。授業としてできることは限られますが、正課として実施できたことは、大きなステップです。下記に当日の内容を少し紹介します。
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初日は、JCVN(日本環境保全ボランティアネットワーク)のリーダーシップトレーニングをビッチリ実施しました。内容は、リーダーとは?、安全管理、道具の説明方法など、保全活動を体験したことのない学生さん方に、チームゲームなども折り込みながら、ワークショップ形式で実施しました。
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2日目は、群状間伐地の植生調査です。写真にはありませんが、黒木町笠原の横峰尾共有林では、山村塾が中心に台風で傷んだスギ・ヒノキ人工林で15m四方を伐採し、ヤマザクラ、コナラを植栽し、他の雑木類と一緒に育てる広葉樹の森作りを進めています。朝廣研究室では、調査協力を実施しており、10月のKDDIさんのボランティア活動の前に、低木以上の植物社会学的調査を実施しました。学生は1人、1~2種ずつ担当し、高さや被度・群度を調べ、植生調査の体験をしてもらいました。
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お昼は、屋外で食事。植生調査班と別のもう1つのグループは、林道整備と薪として伐採木の搬出作業を行いました。山に入ることのない学生達ですが、森の中での作業や食事は、新鮮だったと思います。
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3日目は、台風の影響も去り、晴天に恵まれました。この日は、昨日に続いてワークキャンプメンバーとの作業、竹林の管理と稲刈り前の棚田のよけ(小さな田んぼの中の水路)作業をしました。
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これはマダケですが、地元ではカシロダケという、昔、高級下駄などに用いられた皮の白い伝統的な竹林です。左の写真は、左側が整備前、右が整備後の風景です。タケは毎年間引いて間隔をあける作業が必要で、こうしておけばタケは竹林の中にタケノコを出しますが、左側みたいに放置すると、周囲の農林地に拡大していきます。右の写真は年数の違う4本を写したものです。カシロダケの1本の寿命は7年程度と言われており、青竹は3~5年で白身をおび、6~8年で黄色身をおびていきます。今回は、古い竹の除伐作業を行いました。
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OJT(On the job training)は、現地で行われます。最初、K氏より、竹林の経緯や役割の説明や、伐採方法、安全に関して話をし、作業をしながら、随時、私を含めチェックを入れていきます。2時間程度の作業でしたが、3人のグループで、チームワークを保ちながら自分達で作業が行えるようになりました。
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お昼は「えがおの森」に戻り昼食です。午後の眠い時間は、1つチームゲームを行い。一日のプログラミングの流れとリスクアセスメント実習を行いました。

環境設計学科新入生合宿研修 2014

今年も新入生合宿研修の時期になりました。福岡県八女市黒木町笠原の都市農村交流施設、四季菜館におじゃまし、教員と学生、学生同士の関係づくりと共に、環境設計学科の1年生として、農村の実情を学ぶ機会を設けました。下記に写真を通じて、合宿の雰囲気をお伝えします。
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オリエンテーション、参加者の紹介などと共に、学生同士がグループに分かれ、自己紹介をし合います。
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午後は、竹細工と農地見学。前者はコップとマイ箸づくり。そして、アイガモや堆肥の見学をしました。
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夜の時間は、四季菜館の山菜料理を2Fの広間でいただきました。そのまま、山村塾の活動を伺い、「農山村と私たちができること」をテーマとし、グループで話し合い発表を行う時間を設けました。
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二日目は、残念ながら雨。昨年に引き続き九州北部豪雨災害の農地復旧ボランティアを予定していましたが、施設見学に変更。朝は、山菜取りを行い、見学地は、笠原地区の被災地に加え、10年近く前に環境設計学科と地元が一緒に建築した山帰来という建物を見学しました。これは、学科でコンペを行い、2年生のM君の作品が選ばれ、実施設計、材の伐出、製材、刻み、棟上げ、土壁塗りを含め、実施したものです。時間がたち、それなりの雰囲気になっていました。
 今年は、雨に降られ、少し残念でしたが、休日にするにはちょうど良いという声もありました。また、レンタカーを利用しない形式としました。活動の質を落とさずに、できるだ持続的な形態を検討していきたいと思います。(朝廣)

広松伝氏の最後の講義

友人より、広松伝氏の講演会映像を教えていただいたので、ここにリンクします。
柳川の掘割再生に取り組まれた先駆者で、学生時代に読んだ氏の冊子は、とても印象深いものでした。
「柳川掘割物語」

自然・森林遺産論の学外実習 (20140113)

P1130023.jpg今日は、大学院の自然・森林遺産論の学外実習で平成24年の九州北部豪雨に見舞われた福岡県八女市黒木笠原の被災地を学生9名と訪ねました。主な目的は、被災から1年半を経た農林地の被害と復旧状況を概観し、農林地と今後の集落の保全を考えることをテーマとしました。

復旧の槌音は、あちらこちらで聞こえ、笠原で一番ひどかった深層崩壊地は一部擁壁が完成していました。

山林の農地の主な被害は、谷筋を上の方から水、土砂、立木が流れてくることにより、下部の農地や河川が被害を受けたパターンが多く見られました。砂防ダムで凌げたエリアもありますが、ダムを超えて受けた被害は甚大だったようです。

まだまだ手つかずの谷筋や棚田が多い中、一部、空石積みで復旧されている水路がありました。伝統的には、このような人々の営みにより、崩れた水路や棚田は復旧され、これまでの石積み景観が保たれてきました。

集落周辺の農地には、あちらこちらに放棄された棚田や茶畑が散見され、今後の、集落の行く末が懸念されます。

一方、被害が軽微ですんだ地域もあるようです。間伐が以前から行われ低木が繁茂していた林分や、落ち葉層が豊富なクヌギ林には目立った被害は見当たりませんでした。

今日は、学生の学びを目的としましたが、また、研究活動として景観の変容を観察し、持続的な集落の保全、緑地の保全について考えていきたいと思います。(朝廣)
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学外実習 南区井尻上池 20131220

PC190006.jpg今週は、4回目の環境保全論の学外実習として福岡市南区井尻、駅から徒歩1分の上池を尋ねました。都市に残された農業用ため池で接道がないために奇跡的に開発から取り残されたため池です。今回は、コガモ、ハシビロガモ、マガモが来ており、小雨の中、T氏の案内で湿地の生き物や管理について、また、周辺住民との関係づくりについて案内いただきました。最後は、一周ゴミ拾いをして終了。  この上池、周囲はバリアフリーのためにアスファルトを2m敷き、池に落ちないようにフェンスをされるそうです。  都市の中に野趣あふれる空間を維持するには、相当の手入れが必要となります。その生態系の基盤サービス(生物多様性、気温の調節や洪水調整機能など)については、生物多様性基本法も制定されていることから、広く知っていただくことが大切です。現在、九大芸工のグラウンドでは地下貯水場を建設中ですが、このようなため池は、まず最初に保全していただきたいです。  大学ができることは、若い人たちに、こういうことを知り、考えてもらうこと。身近な環境だからこそ、広く考えていただきたいと思います。(朝廣)
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